日銀がマイナス金利付き量的・質的金融緩和を導入しました。日銀当座預金に-0.1%のマイナス金利を適用し、今後必要な場合さらに金利を引き下げるとのことです。スイスとか欧州で採用されている階層構造方式を採用しています。日本もマイナス金利クラブ入りですね。早速為替は円安に反応し、長期金利も0.1%を割って史上最低0.09%へ一時下がりました
マイナス金利って想像しづらいと思いますが、極端な例としてこれが進むとお金を借りてあげると金利が貰える社会がやってきます。そうなるとまず最初に思い浮かぶのが、みんな家を買いますよね。とりあえず多額の借金をすればその金利でさらに生活が楽になる。借金して不動産投資や株式投資ということになるでしょう。間違えなく物価は上昇します。日銀は階層構造とかいって金融機関の収益圧迫を考慮しているようですけど、すでに採用しているデンマークやスエーデンの銀行は損失を出し続けています。
-0.1%くらいで短期で終わるならばあまり心配はないですが、日銀が必要な場合さらに引き下げるといっているように、どちらかというと緩和方向にまだまだシフトしていかなくてはいけない状況だと思います。マイナス金利は長期化しそうですね。
不動産を買う予定のある方は今すぐ買ったほうが良いと思います。欧州と同じようであれば年率10%程度になるかもです。J-REITへの投資も良いですね。
金融機関は文句なしの売りでしょう。マイナス金利がひどくなればなるほど収益性が下がりますので、まず売りです。長期化するとどんどん貸してしまいますが、借り手はキャパを超えて借りてしまいます。マイナス金利が終わること焦げ付きが大量に出ることになり、結局は収益を圧迫します。マイナス金利が長期化した場合は、かなりまずい状況になりますね。
まだ-0.1%は影響は小さいと思います。問題はこれからどれだけ金利が下がるのか、どれだけ続くかですね。
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