2008年より細々でしたが約8年間このブログを運用してきましたが、心機一転新しいブログを立ち上げることにしました。といってもテーマは特に大きく変えずにそのまま新しいブログに引き継ぎ、過去の記事はここに置いたままにしようと思います。
このブログは米ドルでの資産運用がテーマでしたが、私自身シンガポールに住んでいることもあって、新しいブログでは米ドルにこだわることなく記事を書けたらと思います。
新しいブログは「ドル使いの海外投資」です。この機に独自ドメインを取得しました。今後はこちらでの更新となりますので、リンクを頂いているブログオーナーの皆様にはお手数をおかけしますが、ぜひ新ブログにリンクをお願い致します。
年初から指摘している通り、ドル円は円高トレンドを継続していますね。3月は決算の都合上日本企業が外貨から円を買いますので、円高になりやすいですね。ただそろそろ日銀が為替介入をしてもよいかなと思いますので、そう簡単に一気に円高に行くとは思いたくありません。最近の相場は早すぎなので、個人的には正直疲れ気味で、ちょっとゆっくりしてよという願望が入っています。この願望は簡単にかき消されてしまうかもしれませんが。最近ユーロは買いづらい雰囲気を出していますから円に矛先が集中しそうなのも注意ですね。中期的には105円から101円くらいは見ておかないと。
ドル円の日足チャートにボリンジャーバンドを乗せてみてほしいのですが、移動平均線に押されて円高トレンドをキープしています。あれほど下落が強かったので、移動平均線を超えて上部バンドいっぱいまで戻すパターンも想定していたのですが、そうはならなかったですので、円高へのパワーはまだまだありそうですね。しばらくは112.5くらいを中心にレンジになってくれれば良いですが。
一方やはり新興国通貨は対ドルでは絶好調ですね。特に南アフリカランドは非常に良い感じです。でもあくまでチャート的にです。南アフリカは物価が悪化傾向でインフレを抑えるために利上げされるだろうという思惑が働いてランド高になっています。でも南アフリカ経済は芳しくありませんので大きくポジションをとることに抵抗があります。こういう恐怖に打ち勝たないと大きな利益はでないですね。
商品CFDを取引される方って少ないかもしれないですね。私は少数派ということになるかもしれないですが、最近は金や原油はニュースなど情報が充実してきていますので、徐々に取引される方は増えてきているのかなと思います。先物取引となると口座開設や証拠金など多少敷居が高い感じがしますが、CFDでしかも海外の業者を使うといとも簡単に取引ができてしまいます。今おすすめはXMです。
商品系の銘柄を並べると以下の通りです。
銘柄 | 証拠金/ロット | ロット |
London Gas Oil | 35USD | 4 Tonnes |
Natural Gas | 100USD | 100 MMBtu |
WTI Oil | 40USD | 100 Barrels |
WTI Oil Mini | 4USD | 10 Barrels |
Cocoa | 70USD | 1 Metric Ton |
Coffee | 300USD | 10000 LBS |
Corn | 35USD | 400 Bushels |
Cotton No.2 | 125USD | 10000 LBS |
High Grade Copper | 100USD | 2000 LBS |
US Soybeans | 80USD | 400 Bushels |
Sugar No.11 | 100USD | 10000 LBS |
Wheat | 50USD | 400 Bushels |
Gold | 100oz/1oz(Micro) | |
Siver | 5000oz/50oz(Micro) | |
Palladium | 250USD | 10 Troy ounces |
Platinum | 450USD | 10 Troy ounces |
銘柄のバラエティは十分ですが、ちょっとロットが大き目なのが気になります。個人的に小さなロットを積み重ねて取引するスタイルなので、ロットは細かいほうが柔軟に取引ができてよいです。ただWTIはMiniがあるし、GoldとSilverはマイクロ口座であれば金は1ozから、銀は50ozからとかなり細かく取引できますね。この三つの主要銘柄が十分に小さな単位で取引できますので十分許容できます。
金と銀以外は証拠金が決まっているのは計算は楽ですが、そのせいかWTI以外ちょっとレバレッジは低めです。金と銀は通常のFXと同じレバレッジでの取引になります。個人的にはレバレッジは全く問題ないですが、ハイレバレッジ派の方はちょっと気になるかもしれないですね。
主に金、銀、WTIしか取引しない方は、XMをおすすめします。小麦やコーンを主にやられている方でも、極端にハイレバレッジでなければXMは十分かと思います。
「新興国通貨急落中、更に円高に注意」に書いた通り円高でクロス円では新興国通貨はかなり下がってきていますね。今日は円安に振れていますが、円高トレンドの中の調整と考えたほうが良いです。クロス円でポジションを持っている方はドルストレートに切り替えるか、ドル円を売っておきたい局面ですね。
トルコリラはドルストレートでみると去年の9月頃からレンジ相場で大きな動きはないですが、ほかの新興国通貨が下げている中、利上げしなくても特に下げていないところを見ると今の水準が底なのかなと思います。2.90をまず切れるかどうかがポイントとなります。また2.81を切ってくればリラ高にトレンド転換すると思います。ただクロスユーロ、EURTRYは2015年一月からリラ安相場が続いていて継続中のように見えます。ここのトレンドが変わらないとドルストレートでもリラ高トレンドとはならないかなとみています。利上げがカギを握っていますね。
南アフリカランドは2011年から順調なランド安相場が今も継続中ですが、今は明らかに売られすぎとも言える状況です。ですがその背景には財政不安があります。格下げリスクが高いのですが、最近の金価格上昇は明るい材料になりそうです。利上げの影響もありますが、最近の持ち直しは金相場の影響が強いと思います。まずは15.4付近を超えてくること、14を下回れれば良いですが、途中で跳ね返される可能性もあるかと思います。
メキシコペソは流動性からリスクヘッジ対象となり原油との連動性が強い状況になっていますが、株価は全く下げていないし経済は堅調ですので、不均衡が是正される可能性が高いとみています。2月4日に利上げが行われなかったためペソ安をメキシコ政府が容認しているかのように良いように売られている状況ですね。ただ原油価格が下がるようだと、まだまだ下がる余地があると思います。
ドルストレートで見るとこのようにそれぞれの通貨によって動きがこれから違ってくると思います。しかしクロス円で持っているとドル円相場に引きずられて下落するリスクが高いです。新興国通貨をロングする場合はドルストレートにしたほうが良いです。ただ日本のFX業者はドルストレートをあまり取り扱っていなかったりしますね。海外FX業者は当然ドルストレートを扱っています。例えばXMはUSDTRY, USDZAR, USDMXNどれも扱っていますし、個人的に怖くて手が出せないルーブルもあります。海外のFX業者に口座をお持ちでなければ、この機会に海外のFX業者で取引を始めるのもよいと思います。